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2026年9月

9月23日
読了時間: 4分

2026/9/23


日記をサボって半年経った。1週間に1度くらい思い出していたけれど、パソコンを開くことも日々を思い出すことも面倒だった。今日は天気が良く、5連休の5日目の休みなので書いてみる。


半年の間にあったこと


・4月9日から上松の技術専門校に行き始め、5日間の学校と2日間の休みを繰り返している。7月頃まで電車で1時間30分ほどかけて通っていたが、定期券を無くしたので車で行き始めた。車でも片道1時間10分ほどかかるが、朝の時間が30分ほど余裕ができた。


・冬になるまで、牛首峠という地元の人でも通らないような道で通学している。大雨の日は倒木をどかして通ったりする道。9月頃から猪や猿の赤ちゃんを見るようになった。たまにみるカモシカは神様っぽい。


・学校に通い始めて、体重が2キロ痩せた。嬉しい。適正体重なのだと思う。


・5月に朝日村で展示をした。自分が生きることに前向きで、生活を大切にしていきたいと思っているのだと知った。けれど全てを大切にはできないので、切り捨ててしまったり、失っていくものがあるらしい。守るものがあるということだ。ぼんやりと生きていたときは、嫌なことも良いことも全て受け入れて生きていたけれど、そうもいかない。人生があっという間に過ぎていくという予感がする。


・6月に諏訪大社で神前結婚式をした。打ち合わせや試着をするとき、結婚式するのかと少し他人事に感じていたが、式最中も、何か結婚式してる、いう感じだった。三三九度などあまり知らなかったので緊張した。

岩村朋佳が新井風馬に嫁ぐ…みたいなことを神職さん(?)言った時、軽い喪失感で涙が出た。失うものは何もないはずなのに、自分の認識していない場所で自分が自分でなくなるみたいだった。


・6月末、三重県から友達が来て遊んだ。好きな友達。夜は酒を飲んで、暗闇で踊った。


・7月、すごいと思った作家さんの工房に行って話をした。良い人だった。私は作家になりたいと思う。


・8月初旬、京都でシェーカー家具を作る人の工房に5日間インターンに行った。生活と仕事が空気や川のように流れて繋がっていた。奥さんとお弟子さんと3人。全く違う人間だけど、3人のことが何故かよく分かったような気がした(気のせいだと思う)。そう思えるくらい風の通る心地良い家と場所だった。出会えて嬉しい。


・京都の帰り、福井県で建具などを作っている人の工房に行かせてもらった。半分くらい木工と関係ない話をして、私はみたことがない海辺の教会や、暗くなった上高地、川の冷たさを想像した。福井、金沢、富山、高山を1泊ずつくらい車中泊して、10日ぶりに長野へ帰る。

1番印象的だったのは、21世紀美術館のギリヤーク尼ヶ崎の展示だった。透明の通路に、彼が使い古したラジカセが置いてあり、公演中に使う音源が流れ続けている。見たとき、魂が置き去りにされていると思った。音と場所、どうしてそう思うか分からなかったが、身体中に鳥肌が立って涙が出た。


・8月中旬、3泊4日北海道に行った。斜里の葦の芸術原野祭を、お客さんとして5年ぶりに行く。色々な人に会った緊張と喜びと記憶と軽い動揺で落ち着かない。どんな選択が良いのか、限りある時間と膨大な選択肢で、いろいろなものを捨ててしまった気分になる。本当はもっとゆっくり何も決めず、何も選び取らないでいたいと、斜里に住む前、住んでいるとき、今でもずっと思い続けている。長野ではこんな気持ちにならない。


・8月末、金沢に行った。予約したヤバそうな宿に行ったが、布団と壁に無数の羽虫がいて逃げ出した。繁華街のホテルを取り直す。同じ値段。翌日、21世紀美術館で路上の展示を見て、13時半からギリヤーク尼ヶ崎の公演を見た。即身仏のようだと思った。彼は若い頃、大道芸のために全ての歯を抜いたらしい。その執念がパーキンソン病を患った96歳の今になって、境地に達しようとしている。

観客と一緒に踊る演目で、最初から心配と疑心が混ざり合った顔で見ていたギャルが一緒に踊って号泣していた。座って見ていた私も泣いた。日に日に弱っていく祖母を見るときと似ているけれど、少し違う。魂と肉体の関係があまりにも明白で、怖くもあり、美しかった。


・猫が夫の方に懐き始めた。


・積極的に季節の果物を食べるようにしている。


・髪が伸びた。




最近は生き急いでいる気がする。早くものづくりの環境を整えたい、作るものを何となく定めて機械や道具を集めたい、など考えている。夫にそのことを言うと、そんなに焦らなくていいよと言われる。とりあえず好きなもを作ってみるが、大抵は形が曖昧な置物やヘンテコなものができる。


木工の学校に行っているが、そこで学ぶ仕口やキチキチっとしたものはあまり好きじゃないのだと思う。けれど、ものづくりの基礎や仕組みを知れて楽しい。色々知って、早く自分の形でものを作りたい。


また、自分の作ったものでお金を稼ぐということが苦手なので、売っても恥ずかしくないものを作れるように頑張りたい。お金が絡んでくると急に自信がなくなる。作ったものが手元を離れて存在することに怖さを感じる。頼まれた仕事ももっとスムーズにできたらいい。













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