2026年2月
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更新日:1 日前
2026/2/26
日記をサボって半年くらい経った。仕事でWindowsのパソコンを使っているので、Macのキーボードが使いにくい。8月に仕事を始めたときはMacの方が使いやすかった。
今日はとても暖かく、光の色も匂いも春めいている。冬の間はとても寒くて、神経が強張っていたような気がしたが、最近はそうしたものから解放されて体がペラペラしている。だから日記を書こうという気にもなったのかもしれない。
冬の間にあったこと
・木曽の上松技術専門校の試験を受けて受かった。8時30分集合で終わったのは19時頃だった。学科試験は高校入試程度の国語と数学、実技試験(小さい棒をひっくり返したり移動したりする)、1人ずつの面接。面接人数が多かったので、真冬に窓の空いた部屋で4時間程ただ椅子に座って待っていた。この日以降待つことに寛容になった。病院でも銀行でも2時間程度なら全然良い。帰りに入った温泉にとても救われた。
・12月中旬インフルエンザに2人してかかった。病院に行ってタミフルをもらったが、効いたかどうか分からない。私より夫の方が体調が悪かったので気の毒に思ったが、何かをしてあげる気力はなかった。耐え抜いてくれ。4日間寝込む。
・インフルが治った後、腰が痛くなり少し泣いた。寝返りを打つのも、しゃがむのも、服を着るのも痛く、どうしてだろうとChat GPTに聞いたら、椅子生活をしろと言われたので従った。1ヶ月程サロンパスや湿布を貼って、たまに腰を伸ばし、こたつに座らなくなったら治った。座ることに慣れていない体だ。
・12月中旬過ぎ、4キロほどの野沢菜をもらったので醤油などで漬けてみたが、自分で作った漬物というのを信用できないであまり食べなかったら腐った
・誕生日に松本のいい店に連れて行ってもらった
・健康診断をして、何の問題もなかった
・知り合いから猫を譲り受ける約束をして、12月28日から3泊4日お試しでうちに来た。最初はよく鳴いて廊下の隅にいたが、飼い主さんがご飯を出すとすぐに食べて、トイレに置くとすぐにうんこをした。飼い主さんが帰ると、諦めたのか体だけをコタツに入れて寝た。夜、布団の中にくっついて一緒に寝る。良い年末だった。
・正月は栃木の実家に帰り、食って飲んで寝た。蟹が美味しかった。3日に猫を取りに行って、ちゃんと家に迎えた。実家に動物はいたが、自分の責任で動物を飼ったことがないので緊張した。毎日ごはんを食べて、うんことおしっこをしてくれるだけで有り難い、素晴らしい。
・1月中旬、1人で軽自動車検査協会に行き、車のプレートを栃木から松本に変更した。同じような書類を何回も書いて、3番に行って4番に行って3番に行って5番に行って3番に行って2番に行って5番に行って3番に行って4番に行ってという風に、何度も行ったり来たりして手続きをした。その番号に行くたびに一体何をされているのか分からなかったが、これが正式な手続きなのだろう。数千円払って新しいプレートを手に入れた。
・1月末、家出をしようかと思い始めたので、家のことを何もしないでずっと横たわっていた。ごろごろしていたら大丈夫になった。夫が料理などしてくれた。
・2月3日節分の日、かんぴょうと干し椎茸を煮て、卵、ミツバ、きゅうり、マグロなどを準備し、巻き寿司を作った。具材を準備することに満足して、巻くのは適当になった。食べている途中で崩れ落ちていく。夫は綺麗な円を作って上手に食べていた。
・今住んでいる家を購入する契約をした。今働いている不動産屋に仲介してもらったので、売買契約書などの書類を自分で作った。住宅ローンの仮審査を申請したが、夫が個人事業主なので追加の質問や書類を出す。
・家族とスキーに行った。初めて長野市に行ったが、その日は全国的に最強寒波だったので、頭がぼーっとするくらい寒かった。観光らしく色々な店に入ったり、食べたりして楽しかった。スキーは基礎ができていないので、滑っているのか滑ってしまっているのかよく分からないが楽しかった。
・2月下旬、ここ数年悩んでいた皮膚トラブルが一気に悪化したので、土曜日営業の皮膚科に行った。1時間半ほど待って診察を受ける。話を聞いてくれるいい先生だった。強めの薬を出されたので、塗ったらすぐに鎮静した。感動。さっさと皮膚科に行けばよかった!皮膚がどこも痒くないというだけで人生が軽やかだ。
・住宅を購入するにあたって、町の補助金の申請をしている。昔は書類の見た目でさえもストレスを感じていたが、今は何も感じない。不動産の仕事のおかげだ。事務仕事に抵抗がなくなった。お金も名前も日付も住所も、整理すれば理解できるし悪いものじゃない。
今日は、夫とローンセンターに行って住宅ローンの本審査を申込んだ。提出書類を用意して、タブレットでぽちぽちして色々な説明を受ける。あっさり分かりやすい。住宅ローンというものは何だか怖くてずっと疎遠に思っていたが、何だかんだでお世話になることになった。
これから何年も不思議だなと思いながら、ローンを返していくことになるのだろう。ただ、不動産で働いているおかげで色々な言葉や動きが何となく分かる。分かることが良いことか分からないが、不安はそんなにない。また、夫はどうにでもなる精神なので、私が少し神経質くらいの方が丁度良いらしい。
2026/2/27
会社で昼ごはんを食べながら、いつも一緒にいる人(社員は私を入れて4人で、うち2人が夫婦なので必然的にこの人といる時間が長い)と会話をした。いつも適当に話しているが、話題が尽きると何故か私と夫の仕事に関した話題になる。
私の夫を芸術家だね、とか個人事業主って大変だねとか何とか適当に言われるが、私も彼女の家族のことを適当に言っているだろうから、適当に流している。
適当に流しているが心に思うことは多く、基本的に特注で住宅や店舗に関するものを鉄で作る夫を芸術家というならば、自分と向き合って絵を描いたり、作品を作る人々は彼女にとって奇人にでもなるだろうかとか。
何かを美しいと思って人に伝えようとすることは人間の愛すべきところで、それを芸術的だと区切って、自分と距離を置きたがることに何の意味があるのだろうと感じたが、世間を区切って捉えながら、小さく平穏に生きる人々がこの世にはたくさんいるのだろうと思った。それでも十分に生きていかれる。
また、職業が人を決めるのではなくて、人が職業を選んでいるのだから、職業に個性や本質は大してないかと思う。しかし、この人は職業が人を決めるといった風の物言いをする。そういうものなのだろうか。何年も長く同じ仕事や役割をしたことがないから分からない。
この人は思ったことをすぐ口にする人なので、私ばかりが深読みをしている。この職場での会話は、きっと誰も覚えていない。覚えていてもどうにもならないので、私もすぐに忘れるようにしている。だから日記を書けなかったのかもしれない。
2026/2/28
暖かくなってきたので、冷たい空気の中を猫背になって急いだりせず、ゆっくり呼吸しながら周りを見て歩けるようになった。だから様々な匂いや色を感じる。その中に、多分蕾とか芽とか、エネルギー全てがそこに集まっているような香ばしい黄色っぽい匂いがある。
有識者に言わせたらきっと何かの花粉なのだろうけど、私はその匂いを嗅ぐと、冬の間ひっそり耐えていた木の枝や地面の生き物たちがここぞとばかりに成長していく姿を感じる。枯葉色の地面から少しずつ緑色が覗いてきた。あっという間に春になる。

