2025年1月
- tomoan1222
- 1月9日
- 読了時間: 5分
更新日:6 日前
2025/1/11
何か言葉にして残しておいてね、と言った
遠い光から身を隠し
粗雑な毛布に包まっている
側にあるものは、昔からの命で
理由も分からずその道理に従っていた
水族館で見たイトウは、長生きをするために感覚を鈍くしているような気がしました
大きな体に薄くついたヒレがとても美しくて
彼ら水中生物たちの半透明の体は、
水の力の中で生きているからなのだと思うとしっくりきた
私たちはこんなにも違うのに
目を見ると、同じ命という内に繋がりを見出そうとしている
2025/1/12
最近の発見は、紅白歌合戦はラジオで聞くとちょうどいいこと。おせちは食べたいものだけ作ればいいこと。多分、ラジオ体操をした方がいい。
2025/1/15
朝、布団の中でラジオをつけて、網走の観測地点から沖に流氷が観測されたというニュースを聞いた、気がする。家からは海が1センチくらい見える。夜は波の音が響いて、海を見なくても海がまだ動いていることを知っている。
音がなくなるとき、音。
日中は、子どもたちと一緒にヒンメリを作ったり、どうぶつしょうぎをした。
夜は、9人制のバレーのリーグ戦に参加した。久しぶりに見るボールの遠近感に、体がびっくりしていた。自分が瞬発的に動ける範囲が年々狭くなっているような気がするし、元からこんなふうだった気もする。
得点係のとき、久しぶりにたくさんの動いている人を見て、昔接したことある様々な人のことを思い出した。誰かが誰かに似ている。あだ名は覚えているけれど、苗字が思い出せない。
最近は、動物占いなどの生年月日占いをして、本当かな?と思うことがあったけど、こう見ると、少し分類できそうだと思うけど、きっと気のせいだ。プレーに対して興味がなくなっている。
2025/1/16
朝起きると、身体中強張っている気がした。腕が痛い。すぐに、昨日久しぶりにバレーボールをしたことを思い出した。早く起きようと思っていたけど、外は暗くて寒いし、身体も痛いので7時まで眠る。
起きて、部屋の片付けを少しして洗濯機を回した。やりたいことはたくさんあったけど、最近ちゃんとしたお弁当を作っていないので、賞味期限が切れた薄い豚肉のサラダと青椒肉絲を作った。1合分だけあった米も炊く。
すぐに体調も気分も傾いてしまいそうだから、あまりコンビニに頼らずこの冬を乗り切りたい。
コーヒーは、最近はインスタント。家にいるけれど、ずっと作業場か現場にいるみたいで少し楽しい。
2025/1/18
朝5時30分に鳴る目覚ましは、鈍い奥の方にあって、体は布団とくっついたように馴染んでいた。8時過ぎに起きる。水道から出る水はすごく冷たい。骨が痛い。
夜、自分のペースを持ったやさしい人と焼肉を食べた。当てもなく酒を飲んで、大家さんに迎えに来てもらう。ごめんなさい。
2025/1/19
大家さんに町の端っこまで送ってもらって、30分ほど歩く。初めて歩く道は、思ったよりも眩しくて足元ばかり見てしまう。人の家に行って、猫を持ち上げ、料理をしている気配を感じながらカードゲームをした。
お昼は肉まんとおいしいスープとサラダとパン。うれしかった。目をつぶって、以久科に行き、斜里岳と海別岳を見る。借りたスケート靴で中学校のリンクを滑る。足が痛い。中学生の友達はスーッと滑って遠くにいる。私と彼女の間の光の反射と薄い青色。
家に戻ってクレープを焼いて挟んで食べた。スマブラをして帰る。なぜか昔より操作感が分かっていた。
2025/1/20
朝から初めての子宮がん検診に行った。バスに乗って、寝転んで呆然としていたら終わった。スーパーで芋けんぴと半額の水菜を買って、家に帰る。
軽のバンに乗り換えて、網走のホームセンターに行った。薄い合板のカットを待っている間に、ユニクロを見て、パジャマを買って、ジェルネイルを買って、マックでポテトとシェイクを食べた。帰り道になぜかモンベルで上着を買ってしまう。もう何も買いたくない。
夜はバレー。何でこんなに動けるんだろう。
2025/1/22
昨日に引き続き図書館は休館で、蔵書点検を手伝った。本のバーコードを1冊ずつ通して、2日間で5000冊くらいやった気がする。本の物量と情報量にちょっと気が引ける。
夜は、同い年の女の子とご飯とパフェを食べた。そのまま越川温泉に久しぶりに行って、車に建物の電気をつなげる。カメムシくさい脱衣所と凍った壁、熱いお湯。電気を全て消すと、うるさいくらいに星が見える。いい温泉だった。
2025/1/23
久しぶりに考え続けている人のエネルギーに当たって、やばい!ちゃんとしなきゃ、と思う。東京のことを考えたがすごくぼやけていて、そういえば3年も住んでいないということに気がついた。
斜里での1年よりも捉えきれないことが多すぎて、そういう街なのだと考える。昔、友達だと思っていた人たちはまだ東京にいるのだろうか。
2025/1/25
最近はシルクスクリーンにハマっていて、あらゆる紙や布に刷っている。下手だけど楽しいのは、嬉しい。ネットで出てくるのは、正しいやり方と称した高い機材を使ったものばかりで、もっと安く済む方法は詳しく出てこない。
適当に記事をかき集めてやって見たけど、手持ちのものと安い素材で出来てよかった。そのことを知り合いに話したら、そりゃシルクスクリーンはずっと昔からあるからね、と言われた。
いつしか根源的なやり方を忘れて、良い機材のものばかりに囲まれているのだと気がついた。今度は青写真をやりたいな。
2025/1/26
何もできない
2025/1/27
昨日サボったので今日は動ける。最近は、なんでも許してくれる優しい人と、サボったらすぐバレる優しいけど厳しい人とやりとりをしているから、体がしっかりしなきゃとなる。
でも、どうして生活と仕事と展示と東京のことを考えながら、この体が保たれているのだろう。とっ散らかって液化しそうだけど、本当は全て繋がっている。けど、ちゃんと時間内にやるには体を切り替えないといけないから大変。
なんとなく外に小さなものを並べて家に入る。思い出した頃に外へ出ると、少し雪に覆われていて心地良かった。
正直、他人の将来なんてよく分からないし、干渉しようと思えない。向き合っている今しか分からないのだから、それをうまく捉えられなければ将来なんてない。他人の心配をするより、いつでも自分に素直でいたい。仕事だからといって嘘をつきたくない。けど、嘘もつく。嘘をつく仕事は全てやめたい。
素直でいるために手を動かすのは、みんな同じだろうか。作りたいものが多すぎる。でも、きっと全てできる。
