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2023年5月





2023/5/1 月初め


麹町のベローチェ、長身の店員が気怠げに何回も机を拭いている。月の初めはいつも気持ちがいい気がするけど、全く覚えていない。

昨日、この街に初めて来たが、歩いている人の年齢層が高くていい。あと、皇居の近くだからランナーが多い。東京は、たくさんお金を持って住んでいる人と少しのお金で住んでいる人では、街の見え方が全然違うと思う。変な街。






2023/5/2 


ずっと誰かに瞼を押さえられているような眠さ。でも、妙な緊張で5時には目が覚める。


心地良いのか悪いのか、あまり判断できないまま展示期間は過ぎていく。展示は、後になってわかることが多いので、今はただ目の前のことに対応するしかできない。






2023/5/3 展示2日目


猫背のカップルは、遠くから見守っていたい感じがする。自分が壁になる感じ。


展示の途中日はめちゃくちゃ落ち込む。人と話しすぎるし、疲れているからなにもいいことが思いつかない。悲しい。自分が今この時間から始まったような気がしてなにも頼りない。


人の作品を見て、それを引きずっている。聞いてよかったけど聞かなきゃよかった。選択肢がホテルの近くの松屋以外に思いつかなくて、名前もわからない何かを食べている。美味しい。






2023/5/4 展示3日目


売れたいとかそういうわけでないにしても、好きなことを続けていくのに色々しなくちゃいけないのは大変だ。慣れない。花もらった。嬉しい。






2023/5/5 晴れ


渋谷、子供の日なので子供が菖蒲を持っていた。私は子供の日だと忘れていた。文化とかお祭りを維持している人を尊敬する。人類のどれくらいの割合でそうしたものに興味がある人間がいて、継承されていくのか気になる。






2023/5/6 生ビール


生ビール飲みたいと思っていたら夕方になった。市内の韓国料理屋で好きなだけ生ビールと肉と野菜を食べた。そのあと歌った。






2023/5/7 雨


寝ていたら次の日だった。






2023/5/8 ひと部屋


レッチリを聞きながら家の断捨離をした。昭和の古い家には、かつて住んでいた5人分の物がある。いるもいらないも全て押し込まれているので、何となく選別しながら車1台分をゴミ処理場に持って行った。


叔父と祖母が入院中なのでそれぞれの部屋は手付かずにしていたが、今日は叔父の部屋を空けた。押入れに入る分だけを残して、他は全部ゴミ袋に入れた。自分のものを少し置いてみると、埃まみれだった部屋も何となく様になる。


ここに住むのかはよく分からないけど、この世に心地いい場所が何個もあるのはいいことだと思う。それぐらいの気持ち。明日は車中泊をすると思う。




参加したコンペは何も掠りはしなかったけど、あまり落ち込んでいない。何となく色々分かったので、参加しないよりは参加して良かった。あと、色々話をしてもらったから、案外頭がすっきりしている。






2023/5/9 富士


月に2回ほど仕事で神奈川に行く。それが今日だった。いつもより早く打ち合わせが終わったので、なんとなく富士山を目指して車を動かした。

初めて秦野の方から向かう。周りは見たことのない山の形。さっきまで遠くに霞んでいた山の中を走っている。


適当な川に降りて映像を撮ったり、ものを拾った。偶然、高校の近くだったのでちょっと不審者だったと思う。変質者?こういうときだけは若い女で良かったと思う。



日が暮れる頃、山中湖に着いた。夕日の色が水いっぱいに溢れて見える。人がいなかったので、ここがどこかたまに分からなくなった。暗い水の上、ほのかに白い綾が揺れている。


その後、人里離れた温泉に行くと、丁度おばさんたちとすれ違いで広い風呂に1人になった。薄暗い照明で、外に行くと川の音が聞こえる。山中湖の絶えずどこからか生まれる小さな波のことを思い出す。富士山の麓の道の駅で眠った。

今日はたくさん食べられる日らしく、1日でドーナツとうどんとパンとパンとパンとうどんを食べた。






2023/5/10 寒い

朝3時過ぎ、寒すぎて目が覚める。気温を見ると3度ほどだった。標高が高いことを考えていなかった。どうしようもないので、車を走らせて海沿いの富士市まで降りる。


道中、樹海を通ると、鹿が何匹もこちらを見ていた。目が光っている。


富士市の国道沿いのコンビニに車を停めて眠る。気温は二桁あるので十分眠れた。5時を過ぎると、富士山の横から太陽が登り始めて、6時には十分明るくなった。夏が近い。


そこから近くの広い公園に入って、また眠った。老人の憩いの場らしく、視界には常に老人がいる。彼らはみんな歩いているか、自転車に乗っている。10時頃のパターゴルフ場には100人程の老人がいた。


適当に静岡市の突き出ている場所、三保灯台に行き、遠くになった富士山とたくさんの釣り人を見た。水色の穏やかな海。


車のバックドアを開けたまま珈琲を淹れ、貰ったジャムをバタールにのせて食べる。すると、開け放したドアが部屋の窓のように見えた。


栃木に家はあるが、あれは家じゃなくて車も家なのだと腑に落ちた。大学の友人に、あなたの家は日本中なんだね、と言われた意味が少しわかった気がする。


私の色々な認識は、人より曖昧なのだと思う。部屋とか人間など確かそうに見えるものも、色々なものと繋がっていたり離れていたりする。そういうよくわからないものを拾いたくて、移動を続けてしまう。

気がつくと、富士山の周りを軽く一周していた。遠心力とか太陽を回る地球とか星のことを思った。大きなものに惹かれる(引かれる)なにかとか。重力、中心、円。時速60キロのタイヤが平らな道路を滑る音と振動が心地良い。


夕方前、また人里離れた温泉に行った。毎日来ているような中年女性たちが、昨日まで燕の巣があったとか、季節外れの分峰の話をしていた。陽の当たる透明なお湯に入っている。


山を降りて、家系の豚骨ラーメンを食べた。血行の良くなった血液が澱むような感じがしてとても美味しい。その後、浜松の手前の街で喫茶店に入ると、店主の女性と客の男性の会話がワイドショーを煮詰めたような感じだった。


夜、海の近いバイパスの道の駅で眠った。海の近くは、夜でも暖かい。






2023/5/11 港


眠った場所の近くの海岸に降りた。昨日走ったバイパスが後ろにあって、正面には海がある。釣り人が波打ち際にいて、サーファーが海の手前の方にいた。


晴れたり曇ったり、風が吹いたり止んだり、鳥が飛んで、蟻が膝の上にいた。釣り人が1人増えた。黒いサーファーが遠くからくる波を待っている。彼らは、ここから見ると浅瀬にいるように見えても、全く足の届かない海の彼方にいる。


昨日と同じくコーヒーとパンとジャムを食べた。浜名湖に行こうとしたが、大して興味がないのに気付いてやめた。



愛知県西尾市の魚市場の標識を見たので行った。歳をとった人が多い。市場の隅にある簡素な八百屋に大きい柑橘があったので買った。バケツ1杯600円。


それを1つ、人の疎な港のベンチで食べた。少し離れたところでは何かの養殖作業をしている人がいる。晴れていたが、風が強かったので暑くなかった。小説を数ページ読むと、隣に置いた柑橘の皮が少し乾いていた。


気付いたら三重県にいた。名古屋に入ったあたりから明らかに、周りの車の運転が荒くなっている。みんな飛ばすし、ちょっと煽る。私は目的地がなくだらだら走ってしまうので、よく抜かされるし煽られる。

鈴鹿の道の駅で少し横になると21時頃になっていた。近くのスーパー銭湯に行って、また道の駅に戻り眠る。






2023/5/12 みたらし


寒くないと思っていたが、4時頃に寒さで目が覚める。着込めるだけ着ると眠れた。この道の駅は7時オープンなので、朝早くから人の声がする。だらだらと起き上がり、9時頃に山を目指して出発した。


山は、小さな山がいくつもあったが、車で走っているといつの間にか里に降りてしまった。それを何度も繰り返して大きな山に辿り着く。


山の途中で車を停め、珈琲を淹れた。目の前は檜の林で、たまに業者らしい車が後ろを通る。道の駅で買ったみたらし団子と残りのパンを食べた。車には、檜の葉の細い影がいくつも落ちている。そろそろ帰りたい。


田舎でのマスクは、私は敵じゃありませんという意思表示の記号になるときがあると思う。


適当に入ったパーキングエリア、吉野家の制服を着てはなまるうどんの名札をつけたおばさんが売店のレジ打ちをしていた。


リスのはらわたが道路に落ちていた。それをカラスがつついている。力尽きて長野の山中にある道の駅で眠った。






2023/5/13 帰宅


明らかに車中泊と運転に慣れてきている体を感じながら、たまにものを食べたり珈琲を飲んだりした。


諏訪湖に寄り、水辺に落ちている菱の実を拾っていると、側にある高校の野球部の監督と生徒にとても爽やかに挨拶をされて、普段使わない部分の脳みそが動いた。


近くの温泉に行って体を洗い、先ほどとは違う場所の諏訪湖を歩く。いくらか人だかりがあるので調べてみると、高校生のレガッタの大会が行われていた。湖を中心とした生活や街づくりに少し戸惑いながら、それを見た。今日は風が強くて大変だと、保護者が話している。


その後、軽井沢や見知った道を通って家に着いた。仏壇の花たちはまだ咲いていたが、外の植木鉢が全て片付けられていた。隣の高橋さんが置いていった鉢が回収されているのと、父が除草と枯れたものたちが埋まったままの鉢を片付けてくれていた。


夜は、ローストビーフ、筍の煮物、野沢菜、エビチリ、枝豆、ビール、ワイン、お吸い物を食べさせてもらう。






2023/5/14 あめ


やることはたくさんあると思ったが、家の断捨離を再開した。手を出すのが怖かった押し入れのゴキブリの糞や卵にまみれたものたちを外に出して、皿を整理して、壁の埃をとって、崩れかかった靴を捨てた。


いくらでもやれることがあるのでずっと体が動いてしまう。考えることもしたいし、動くこともしたい。今は、割と元気だ。






5/15 あめ2


寒かったような?





5/16 にんにく


朝から外の掃除と植木鉢の整理をした。半袖半ズボンで行ったので虫に刺された。隣のおばさんに、何をしているの?と話しかけられた。


午後は、母と一緒に祖母のお見舞いに行き、買い物などをした。初めてオリーブの丘に行ったが、メニューが多くて楽しかった。ビールを飲んでたくさん食べた。食べ過ぎたので、帰って横になったら寝ていた。


昨日と一昨日に掃除したおかげで、布団からベッドで寝られるようになった。快適になってびっくりしている。




5/17 茄子焼いたやつ


朝からゴミ捨てと掃除をした。大量の衣装ケースをゴミ処理上に持ち込むと、全部で50キロだった。この前は110キロ。今度の水曜日に出す皿やもう捨てた衣服や布団のことも考えると、400キロくらい捨てたのかもしれない。


街にたくさんある家1つ1つに何トンもの荷物があると思うと、不思議な感じがする。丸い地球の、四角い家の、四角い部屋の、四角い押入れや箪笥に物が詰まっている。


四角の形は一番物が入るし、正確に作れる。四角いものを見ると、気持ちが少しすっきりする。丸いものは楽しくなる。三角は少し怖いかもしれない。

昼過ぎからは買い物をしに何軒か店に行ったが、暑過ぎてずっと夢みたいだった。本当に買うものを買えたのかよく分からない。ちょっと横になったら寝ていた。豚肉が食べたくなったので食べた。19時を過ぎると頭がすっきりし始めて、ちゃんと動けるようになる。


夜、家のトイレが壊れたと言って両親が家に来た。2度目の夕飯を食べた。






2023/5/18 テーブル


連日の暑さでおかしくなる。今日は不要な家電が家から消えた。


暑さのおかげで居間のテーブルが気に食わないと確信したので、近所のリサイクルショップで座卓を買った。濃い色のしっかりしたもので、値札には北海道民芸品と書かれていた。


テーブルと椅子を退かして、座卓と座布団を置いてみる。すると、窓からの光が綺麗に見えた。花も似合う。嬉しいのでお茶を飲んで、本を読んだ。いい家になった。明日、東京に行くのが少し億劫だ。






2023/5/19 酒


車を運転しながら、昔の、なんでそんなことに気が付かなかった?っていうのと、そのときはそれしかできなかった、というのを繰り返している。信号で止まった川の近くに、桑の実が生っていた。


13時、新宿の西口で待ち合わせ。適当な周期で会う人たちと喫茶店に行って、制作や展示の話をした。1人は絵画を描く人で、話が噛み合ってるのかよく分からない。多分合ってないけど、何となく会話をすることができた。


その後は、雨が強く降るひさしの下で酒を飲んだ。空腹の胃の粘膜に感じる酒の炭酸と、ずっと吸ってしまう煙草が気持ち良い。少し寒かったので、意識していつもより食べ物を食べた。


雨が少し弱まると、カラオケに移動した。酔っているとき、調子に乗って角ハイのドデカサイズを頼んでしまうのをやめたい。


街を少し見下ろせる5階の部屋で色々歌う。この2人とカラオケに行くのは10回を超えている。それでも、人の歌声は何回聞いてもいいなと思った。


その後は2人で喫茶店に行って、何か知った被ったような会話をして歌舞伎町でラーメンを食べた。外国人観光客とキャッチが多く、コロナ前の街に戻った感じがする。



電車。帰りの移動は辛くて、ずっと音楽を聞きながら意識を飛ばそうと頑張った。最寄りの駅に着く。酒のせいで運転ができないので、寝袋に入って寝た。


寝袋に入ったとき、普通は車を置いてタクシーで帰ったり、代行で家に帰るのだと気が付いた。けど、今日はそこまで家に帰りたいと思わなかった。駐車場の裏のスナックから微かに歌声が聞こえる。






2023/5/20 曇り


5部屋と台所、廊下、洗面所、トイレ、階段、ベランダ、庭。この家の広さに体が潰されそうになった。掃除をして自分で選んだものが増えて、この家を少しでも自分のものだと思っている証拠だと思う。


何となく抗うように、夕方買い物に行って食材をたくさん買って料理をした。筑前煮、あさりの味噌汁、にんじんのサラダ、金平、大根の漬物を作った。米も炊いたので仏壇にお供えした。今年初めて水出しの緑茶も作った。






2023/5/21 苦手な場所


車を買った時の担当者の営業スマイルと勢いが苦手で、返事を3ヶ月間放置していた書類を受け取りに行った。けれど、会わずに済んだのでよかった。


車のオイル交換をしてもらっている間、広い店内で本を読んだ。子供の遊ぶ声、ポップコーンの甘い匂い、大袈裟なリアクションの接客トークが聞こえたが、それが妙に心地良くて不思議だった。



2023/5/22 家


本を読んで、考えをちょっとまとめた。作り置きしていた料理が徐々に減っていく。



2023/5/23 ベーグル


雨が降っていて風が強い。久しぶりに電車で打ち合わせに行った。途中で20分電車が遅れたので、1分遅刻した。電車を待っているとき、ホームで立ちながら食べたチョコのベーグルが美味しかった。


帰り道、渋谷の喫茶店で人と会った。ちゃんとした話とくだらない話をした。考え方が似ているのか似ていないのかよく分からない。楽しかった。




2023/5/24 あそび


家の作業場を少し整理した。夕方、母と出かける。スタバの苺のやつを飲んだが、特別美味しくなかった。最近、どうお金を生み出すかについて、真剣に向き合おうと思っている。


夜、夏に行われる芸術祭のzoom打ち合わせで色々な人の顔を見た。離れた場所で同じ時間を共有する不思議さを感じる。自分のやりたいことが少しわかった。



2023/5/25 コメダ


ぼうっとしながらメールを打っていると、「承知いたしました」がきちんとした日本語なのか分からなくなった。多分、何も考えずに打っていい言葉だと思う。


今年は去年よりスピード感がある気がする。歳をとるにつれてこれが加速していくとしたら、若者と老人の1年間は全然違うのだろう。少しの時間、祖母と2人で暮らしていたときに感じた「差」みたいなものは、時間感覚の差異もあるかもしれない。


家ではできることが多くて落ち着かないので、コメダに来た。6月に北海道に行く計画を立てる。






2023/5/26 バイト


展示に参加して困窮したので、派遣のバイトをした。適当に応募して行ってみると、大きな倉庫で30人ほどが製品の検品をするバイトだった。パートの中年女性たちが甲高い声で威張り散らかしている。


朝9時から12時まで10分休憩を挟みながら、靴下についたタグを鋏で切り続けた。それを投げると、机の先にいる人たちが新しいタグをつける。10時30分頃までは割と意識を保って作業を続けられたが、途中から視覚の情報がタグと値札しか見えなくなり、周りへの配慮がなくなるのを感じた。


13時から17時までは10分休憩を挟みつつ、鞄にくしゃくしゃにした紙(あんこ)を詰める作業をした。変なことをしてしまうと怒られるので、なるべく目立たないように頑張った。この場での反骨精神は何の役にも立たない。


16時頃、ボスのような中年女性が帰ると、違う女性がボスのように張り切り始めたので、猿山の猿を思い出した。こうした女性社会?は、地方のスーパー銭湯などでも存在する。昼間に行くと、確実にボスと思われる大柄な中年女性がどんと構えており、その周りを他の中年女性が機嫌を伺っている。


聞いていると、当たり障りのない会話をして、宙に浮いたような微妙な空気感をずっと保っている。多分、それを保つことがその場のコミュニケーションなのだと思う。


そうしたものが苦手なので、女性の多いところにはあまり行かないようにしていたが来てしまった。ここには後2回来る予定がある。次回はもっと上手く反骨精神を隠したい。


また、「自我を薄めること」は移動中でも感じることがある。その場合は、風景や場所に自分が広がっていく感覚を得るが、この場所で自我を薄めることは、ただただ狭く悲しいことだった。言葉にすると一緒だけど、感覚は全然違う。普段行えていることの有り難さを実感した。






2023/5/27 晴れ


人に、あなたの思う労働って体を使う大変なやつだよね、みたいなことを言われて、確かにと思った。前に事務のバイトをしたら、1週間ほどで体調を崩したのでデスクワークを自分の仕事だと認知していないかもしれない。


適当に植物系のバイトを調べていたら、ホテイアオイを世話をする仕事を見つけてとても惹かれた。週3以上。単発は全然ない。


自分で便利屋でも開業した方が良いんじゃないかとか思った。大変なことだと思うし、続けられる自信もないけど。空き家の除草とか需要あると思う。






2023/5/28 星


部屋の窓から山が見える。今日は登ろうと思ったけど、眺めているだけで満足してしまった。人に会いにいくタイミングだったのにそれもできなかった。でも、スーパーに行って買い物をして、美味しいものをつくって食べられたのであまり気にしていない。


夜、窓を開けると冷えた風が部屋に入ってきて、虫の鳴き声とたまに犬と野良猫の声が聞こえた。山は黒い影になった。縁はぼんやりとしていて、とても大きいものに見える。






2023/5/29


庭にピンク色の薔薇が咲いている。





2023/5/30 バイト2


2回目の倉庫バイト。今日はピッキングをした。しまむらの電子機器や水泳ゴーグル、水泳帽、靴下などを小さな黒い袋に入れた。全く何のためのピッキングか分からなかったが、手元の機械が指示するのでその通りに動いた。


今回の場所は初回とは異なり、ボスから上手く逃れている人たちのグループだったので人道的だった。ありがとうや、すみませんをちゃんと言ってもらえたし、自分も言えた。たったそれだけのことなのに、気持ちがとても楽だった。高圧的や否定的な態度は何もいいことがないと思う。


その後、少し考えることがあったのでコメダに行ったが特に進まなかった。






2023/5/31 ちょっと寒い


外にいた。何故かすごく働いている気分になり、昼前と夕方、違う喫茶店に行った。6月に半月ほど移動をすることが確定し、来週は知らない人と会う。色々準備をする。












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