飛騨の木工職人さんの工房にお邪魔したとき、工房の片隅で木屑を被った廃材たちが気になりました。
職人さんに聞くと、あとは薪になるだけだからいくらでも持っていっていいよと言われたので、段ボール一杯持って帰りました。
冬、雪が積もった工房を暖める廃材たちは、パチパチと音を立て、煙となって空へ登っていきます。
そのひとつひとつに精霊のような存在を感じたので、形は加工せずに色を塗ったり、くっつけたりしました。